平成29年度 自然ウォッチング@「アナマスミレを見よう」

日    時: 平成29年4月23日(日)午前9時30分〜11時ころ
集合場所: 北条オートキャンプ場 管理棟前駐車場 ※国道9号線沿い
事前申込: 不要(直接、集合場所にお集まりください。)
注意事項: 動きやすい服装でご参加ください。

ウォッチング参加の方は、西側〜直売所前ではなく、管理棟〜東側の駐車場を利用ください。
地図はこちら → 
 
スミレの仲間は県内では約20種、そのうち海岸近くに生えるものは2種類です。一つは絶滅危惧に指定されるイソスミレ、
そしてもう一つがアナマスミレです。
アナマスミレは主に北海道から鳥取県の日本海側の海岸に自生する多年草で、北海道の礼文島のアナマ岩で発見された
ことから、この名前が付けられました。
その他の海岸植物とともに、春の植物観察を楽しみましょう。

             アナマスミレ



 《活動報告》

とても良い天気に恵まれ、青い空の下、北条砂丘で海岸植物の観察を行いました。

    

3月に下見を行った際にはまったく姿を現していなかったアナマスミレは、濃紫色のかわいらしい花を咲かせ、群生しています。
参加者の皆様からは「海岸にスミレが咲くなんて知らなかった!」といった声が多く聞かれました。
身近な自然の中の新たな発見に驚き、感動された様子が伝わってきます。

    

ハマエンドウやハマハタザオなども開花、カワラヨモギもふさふさと柔らかく、春ならではの形状です。

    

防風林の松の中には、約70年前の終戦間際に松脂を採取するために付けられたキズを残すものも見られました。
また、今では珍しくなった松露も発見。
以前はお吸い物や卵とじなどにして食べたとい思い出も聞かれました。

季節によって植生も表情も異なってきます。
時期を変えて観察していただくと、身近な自然をもっと楽しんでいただけることと思います。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。





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